多くの西武ファンが松井稼頭央監督の「辞任」「更迭」を切実に願っている。
4日、横浜スタジアムで行われたDeNAベイスターズと西武ライオンズの1戦。
西武は7番の若林楽人選手が4打数4安打するなど2桁安打を放ち、8回表を終了した時点で4-0とDeNAを大きくリード。
ところが、8回裏からマウンドに上がったセットアッパー・佐藤隼輔投手が代打の大和選手、続く佐野恵太選手に連打を浴び無死一三塁のピンチを招くと、続く関根大気選手の投手ゴロを佐藤投手が一塁へ悪送球してしまいスコアは4-1、なおも無死一三塁とピンチが継続。
ここで松井監督は佐藤投手からティノコ投手へスイッチ。
ティノコ投手は宮崎敏郎選手に三塁手の頭上を抜いていく二塁打を浴び、スコアは4-2、なおも無死二三塁。続く牧秀悟選手は遊撃ゴロに打ち取り一死を奪うも、この間に三塁走者が生還しスコアは4-3に。そして、続く代打・楠本泰史選手に左翼への適時二塁打を浴び、あっという間に4-4の同点となってしまう。
後続の桑原将志選手は二塁ゴロに打ち取り二死三塁とするも、京田陽太選手を四球で歩かせ二死一三塁と再びピンチを拡大したところで、松井監督は公文克彦投手への交代を告げる。
しかし、公文投手は戸柱恭孝選手に適時内野安打を浴び、ついにDeNAに勝ち越しを許してしまった。
1点を追う西武の最終回の攻撃は1番から始まる好打順だったが、DeNAのストッパー・山崎康晃投手の前に、源田壮亮選手、長谷川信哉選手の代打・金子侑司選手、外崎修汰選手が封じられ万事休すとなった。
西武ファンからは「7回まで96球で、まだ余力のあった平良に代打・栗山を送って、その結果、打ちあぐねてたDeNAを手助けしてるのなんなん？」「連打の直後じゃなくて、投手ゴロに打ち取ったのをエラーしたタイミングで佐藤隼輔を代えたのがワケわからないし、しかもそこで出したのが安定感のある平井や森脇じゃなくてティノコってどういう采配！？」「8回裏、マキノンに代えて佐藤龍世を三塁守備。すでに今季4エラーをしている佐藤で守備固めとはいかに？結果論かもしれませんが、宮崎の打球は長身のマキノンなら捕球できる高さだったと思います」「現在1軍にいる中では唯一の3割打者で、昨日はバウアーからホームランまで打ってた平沼をスタメン起用せず。さらには、9回の代打のところでも使わず。よりによって打率.160の金子を最後の代打で使うとか頭イカれてるだろ！」「松井稼頭央の采配は奇妙で意味不明」など、尽きることのない松井監督の失策に対する批判が飛んでおり「早く辞任しろ」「フロントは松井を更迭して、次期監督を早く見つけてくれ」と、松井監督交代論がいくつも聞こえてきている。
（文／中牟田晃）