1日付で、岸田文雄首相の長男・岸田翔太郎氏が首相秘書官を辞職した。
公用車でのショッピングや観光を1月「週刊新潮」(新潮社)に指摘され、今度は「週刊文春」(文藝春秋)にやりたい放題の公邸忘年会を写真付きで報じられたことで、事実上の更迭となった。
だが、「フライデー」(講談社)が1日夜、問題となった公邸忘年会には岸田首相がしっかりと出席し、ご満悦な様子で集合写真にも収まっていたことを写真付きで報じた。
そうなると、翔太郎氏ら息子たちや親族たちがやりたい放題していたことの責任は、岸田首相に帰属すると考えるのが妥当ではないだろうか。
岸田首相は自身の責任を翔太郎氏に押し付け、云わば「トカゲの尻尾切り」を行ったとも言えるだろう。
「お前に全責任を被ってもらう代わりに、期末手当(ボーナス)は支給されるよう5月31日じゃなく6月1日付の辞職にしよう。今後も、公邸に住んでいいから」なんて説得を、翔太郎氏は岸田首相からされていたのかもしれない。
(文/二宮誠司)