「文春オンライン」(文藝春秋)が29日、歌舞伎俳優・市川猿之助さんが起こした一家心中騒動について【「非常に効果が強く、致死性が高いクスリを10錠も…」市川猿之助“一家心中事件” 両親が飲んだ“睡眠薬”のヤバすぎる成分《自殺ほう助で逮捕の可能性》】の見出しで続報を打った。
これまでに同サイトは、猿之助さんが両親とともに発見された18日の前日、17日の夜に両親にそばをふるまったうえで、セクハラ・パワハラに関するスクープ記事が出ることを受け「みんなで死のう」と提案。猿之助さんが用意した向精神薬を両親に飲んでもらい、意識を失った2人の顔にビニール袋をかぶせた。こと切れたことが分かると向精神薬のパッケージやビニール袋を夜中のうちにゴミ捨て場に廃棄したなどと報じていた。
この日の記事では、新たに両親に服用させた向精神薬が「『サイレース』という商品名で知られ、非常に効果が強く、致死性も高い。海外では持ち込みを禁止している国もある」と詳報しているのだが……。
「SNS上では、サイレースによる向精神薬中毒での死亡に懐疑的な見方が強まっています。
と言うのも、サイレースはこれまでに情報番組などで指摘されてきた『国内で処方される向精神薬の場合、数十錠から数百錠を服用しても死に至る可能性はかなり低い』に含まれている薬なんですよ。
『サイレースでググって医者が書いてるコラムをいくつか読んでみたけど致死量は数千錠と言われていて服用による自殺は事実上不可能』『サイレースたったの10錠じゃ、成人が死ぬわけない。それで死ぬなら、とっくに精神病患者が大勢オーバードーズで死んでる』といった声が一斉に上がっている状況です。
また、『薬が直接の死因ではないことが証明されたから、ますます猿之助が殺人で逮捕される可能性高まってるやん』『はい殺人罪確定』といった声も聞こえてきていますよ」(メディアコメンテーター)
29日の文春の記事では「自殺幇助で逮捕へカウントダウン」としているが、「殺人での逮捕へ待ったなし」が正しいのかもしれない。
(文/永野正道)