24日、「週刊文春 電子版」(文藝春秋)が、ジャニーズ事務所の創業者で前社長の故・ジャニー喜多川さんによる「性加害」について新たな証言を報じた。
今回、証言をしたのは、これまでのような非デビューの元ジャニーズJr.ではなく、1990年に「忍者」としてメジャーデビューした志賀泰伸さんだ。
忍者は、デビューのわずか4ヶ月後には紅白歌合戦にも出場するなど当時人気を博した。
志賀さんは15歳でジャニーズ事務所に入所。ほどなくしてジャニーさんから口腔性交の被害に遭い、その後、30~40回も性被害に遭い続けたという。
肛門を締めるなど必死に抵抗したことで肛門性交の被害はすんでのところで免れたようだが、1時間以上、肛門性交を強要されそうになったことも明かしている。
志賀さんは、先日、同事務所の現社長である藤島ジュリー景子さんが、自身も取締役という立場だった当時の性加害の実態について「知らなかった」と主張したことについて「ジュリーさんが『知りませんでした』と言ったことに対して、ウソつけ! と思ったんです。知ってたでしょ?」とも憤っている。
デビュー組からも告発者が現れたことで、ジャニーズ事務所の性加害問題は新たなフェーズを迎えようとしている。
(文/桜田秀道)