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井岡一翔「厳重注意処分」ルール変更なしでタトゥー論争は延長戦突入

井岡一翔「厳重注意処分」ルール変更なしでタトゥー論争は延長戦突入
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 国内のプロボクシングを統括する日本ボクシングコミッション(JBC)は22日、世界4階級性は王者でWBO世界スーパーフライ級チャンピオンの井岡一翔選手に対し、厳重注意処分を下したと発表した。


 同時に、井岡選手が所属するAmbitionジムの木谷卓也会長に対しても、クラブオーナーとして監督責任を負うべきと判断のうえ、同じく厳重注意処分を科すと決めたという。
 
 なお、JBCは「今回、入れ墨やタトゥーについての様々なご意見をいただいたが、現時点でJBCルールを変更することは考えていない」とも語っている。

『妥当なものだろう』

 「入れ墨やタトゥーを原則禁止し、入れ墨やタトゥーを入れている選手はそれらを隠すようファンデーションなどでマスキングするように定めているJBCのルールのあり方について、今回大いに各方面から意見が出ました。
 
 それから、ルールそのものの良し悪しとは別に、既存のルールは守りながらルール変更を訴えるべき、ルールを守らずに変更を訴えるのは格好悪いなどの意見も。
 
 結果として、ルールを遵守しなかったことに対する『厳重注意処分』という形でJBCが結論を出したわけですが、この処分自体は『妥当なものだろう』という声が多く聞かれます。
 
 ルールを守らないのはもちろんNGですが、『これで厳罰に処すのは違う気がする』という見方が大勢を占めていますね。

 また、ルール自体が現代社会や国際的な事情に照らした際に適切かどうかについては、今回は変更なしという結論が出ましたが、今後も議論を重ねて、そのときどきで最適解を見つけていけばいいのではないかと、個人的には感じています」(スポーツ記者)
 
 完全に話題が「タトゥー」に集まってしまったのは残念だが、昨年大晦日の井岡選手と田中恒成選手のタイトルマッチは、日本ボクシング史上でも指折りの名試合だったことは間違いない。
 
 タイトルを防衛した井岡選手も、敗れた田中選手も、今後また観衆を沸かせる試合を数多く見せてもらいたい。
 
(文/有村和巳)