21日夜に放送された『アメトーーク』(テレビ朝日系)は「40歳過ぎてバイトやめられない芸人」のテーマで、事前オーディションを勝ち抜いた総勢10人の売れない芸人が現状や苦しかったこれまでのエピソードなどを語り、多くの笑いと涙が生まれた。
バイトしないでいい生活ができるように
中でもピン芸人「TAIGA」さんの、真面目で一生懸命で多くの人に愛されている人となりが滲み出たエピソードやVTRには、多くの視聴者がSNSなどで、放送中から放送後にかけて反応を示した。
TAIGAさんは、かつてアクション系の役者事務所に所属しドラマや映画などに出演。その後、事務所を辞め芸人へ転向。モノマネや1人芝居風コントなどを磨き、その後、モノマネタレントに特化したオフィスインディーズを経て、オスカープロモーションに所属。
今や売れっ子芸人の仲間入りを果たした“ぺこぱ”も同時期にオスカープロモーションに所属し、TAIGAさんのことを師匠と呼び尊敬しており、自身らが所属するサンミュージックへTAIGAさんが入る手引きもしたという。
そんなTAIGAさんは、このところは大道具のアルバイトで生計を立てており、ある舞台では自身で仕込み(セットなどを組むこと)、出演、バラし(セットなどを解体すること)をすべてこなしたエピソードを語っていた。
「この日最も注目が集まったのが、TAIGAさんが自宅で奥様とお子さんと食卓を囲みながら、『アメトーーク』への出演が決まったことを報告する場面です。
たまたまこの日はTAIGAさんの誕生日だったということで、奥様が涙ぐみながら『よかった』と語ると、TAIGAさんも『貧しい思いをさせたから、これからはバイトしないでいい生活ができるように』などと涙ながらに返していましたね。
さらに奥様はTAIGAさんのことを『世界一面白い人だと思っているので』と熱い思いを吐露していました。
VTR明けにスタジオでも号泣するTAIGAさんの姿が映し出され、視聴者の中にももらい泣きする人が多くいたようです。
その後、この日の見届人として出演していたケンドーコバヤシさんが『奥さんにビンタしますわ。目を覚ませ!世界一なんかじゃないぞって』としっかりオチを付けていたのも印象的でしたよ」(メディア記者)
芸能界では、年齢や経験に関係なく、いつ誰がブレイクするか分からない。40歳や50歳を超えてから大きくブレイクした芸能人もたくさんいる。
現在45歳のTAIGAさんも、これを機に売れっ子芸人への道を歩むことになるかもしれない。
今後のTAIGAさんの活躍に注目だ。
(文/スコッティ角筈)