「文藝春秋 電子版」や「文春オンライン」で、これまでにジャニーズ事務所創業者で前社長のジャニー喜多川さんによる“性加害”を告発してきた元ジャニーズJr.の二本樹顕理（にほんぎ あきまさ）さん。
同期で現在もジャニーズ事務所に所属しているのは、嵐の松本潤さん、相葉雅紀さん、二宮和也さん、俳優として活躍する生田斗真さん
二本樹さんが15日、前夜に発表された、ジャニーズ事務所現社長で、ジャニー喜多川さんが社長だった時代には取締役を務めていた、ジャニー喜多川さんの姪でありメリー喜多川さんの娘、藤島ジュリー景子さんによる謝罪動画と文書についてコメントを発表。
これを文春オンラインが報じている。
文春の記事によると、日本樹さんは「事務所として公式に性加害を謝罪したのはこれが初めてだと思いますので、そういう意味では、大きな前進」と一定の評価をしつつも、「ジュリーさんがレッスン現場などに同席されているのは私も何度か見ています。しかも性加害の告発は1960年代からあったわけです。ホテルまで送迎したマネジャーなどはもちろんですが、ジュリーさんも何も気づかなかったということはありえないと思います」と、「知らなかった」と性加害への関与どころか存在すらも認識していなかったとしたジュリー社長の言葉を真向から否定したという。
「問題の当事者であり被害者である二本樹さんが『ジュリー社長は嘘つき』と断罪した意味は大きいでしょう。
14日夜にジュリー社長が発表した謝罪は、具体的なことが何ら記されておらず、被害者に対しての補償についても全く触れていませんでしたからね」（メディアコメンテーター）
ジャニーズ事務所もジュリー社長も、14日の謝罪で逃げ切れなかっただけに、被害者の生の声にどう答えるのか、今後の動向に注目が集まる。
（文／福田優太郎）