ジャニーズ事務所の創業者で前社長であるジャニー喜多川さんから「性加害」があったとする元ジャニーズJr.岡本カウアンさんらの告発などを巡り、同事務所の藤島ジュリー景子社長が14日、謝罪する動画と文書を発表した。
動画はわずか1分9秒というショート動画で、ジャニーさんによる性加害問題で世間を騒がせていること、そして被害者に対して、また迷惑をかけている関係者に対して「お詫び申し上げます」と口にしたのみ。
それ以外の詳細については、すべて文書でまとめらており、要約すると「社長を引き継ぐ前は取締役を務めていたものの、取締役とは名ばかりのもので、ジャニー喜多川、メリー喜多川の2人であらゆることを決めていた。だから、取締役でもあり血縁者でもある自分も他の役員らも、ジャニー喜多川の性加害について知らなかった。知らなくてごめんなさい。社長を辞めようとも検討したけど、それだと責任を取らずに逃げたことになるので辞めません」というものだった。
これを受け、岡本カウアンさんが14日、自身のツイッターを更新。
「ジュリーさんの発表を観ました。それを受けて近日中に動画出します」と、自身のYouTubeで何らかの見解を表明することを予告した。
岡本さんは、同日の謝罪よりも先にジュリー社長と直接会って話したことをこの日までに明かしていた。
ジュリー社長の謝罪動画および文書について「納得した」というよりも、不満を表明するのではないかとみられる。
(文/福田優太郎)