前日の11日に「文春オンライン」(文藝春秋)で、知人女性に「強制わいせつ」によるケガを負わせた疑いで被害届を出され、警視庁の事情聴取を受けていたことなどが報じられた西武・山川穂高選手。
表向きは「総合的に判断して、コンディション的に抹消しました」と広報から発表された12日の1軍登録抹消も、今回の報道とその余波を受けてのものであることは間違いない。
あとは警察の捜査の推移を見守るのみかと思われていた矢先、文春オンラインが“二の矢”を放った。
前日の報道では、記事をしっかり読んでいないとみられる方などから「ハニートラップだったのでは?」「ひょこひょこホテルに付いていったのに女の方もおかしい」といった声が聞こえてきていたが、女性は初めて会った時から山川選手に対し「異性としての憧れ」などがなかったことはもちろん、2人きりで会うような状況にはならないようにひたすら努力してきた様子が新たな記事から読み解くことができる。
初めて会ってから約3年が経過したタイミングで、このところは友人としての距離感を取る様子をみせていた山川選手とであれば「2人での食事の誘いに応じても良いか」と考え、女性が出向いたところ、強引に2次会にも連れていかれ、山川選手が手配した2次会の会場が一見バーの個室のような出で立ちでありながらベッドやシャワールームの備えられたホテルの一室だったという、女性が罠にハメられたということがよく分かる詳しい記述もあった。
また、山川選手が妻子ある立場にもかかわらず、妻以外の複数の女性と肉体関係をもったことを知人に自慢気に語っていたことも綴られている。
「新たな文春の記事からは、山川選手が被害女性に対し並々ならぬ想いを約3年という長期に渡り一方的に募らせていたことが分かります。
これだけの情熱をよその女性に傾けていたとあっては、たとえわいせつな行為に至っていなくとも『妻や幼い娘に対する大きな裏切り』にほかならないでしょう。
また、隠すことなく不貞行為を自慢しているあたりからは、中高生のような稚拙さも感じられますし、妻や幼い娘への思いやりが微塵も感じられませんね」(メディアコメンテーター)
山川選手が再び1軍のグラウンドで光り輝く瞬間を見ることは、もう叶わないのかもしれない。いや、被害女性の気持ちを考えれば叶わない方が良いのかもしれない。
(文/永野正道)