26日、甲子園出場の切符をかけた高校野球神奈川大会決勝「横浜 - 慶応」が横浜スタジアムで行われた。
試合は2点ビハインドの9回表に慶応・渡邉千之亮選手が値千金の逆転3ランホームランを放ち、6-5で慶応が勝利。5年ぶりとなる甲子園出場の切符を手にした。
この試合、渡邉選手がホームランを放つ前のプレーおよび判定が大きな物議を呼んでいる。
慶応は9回表、先頭の代打・安達英輝選手がヒットで出塁。続く丸田湊斗選手は二塁ゴロで、4-6-3のダブルプレーとなるかに見えたが、一塁はセーフ。さらに、二塁封殺を狙った遊撃・緒方漣選手の足が二塁ベースに触れていなかった(失策)との判定で二塁もセーフ。無死一二塁となり、八木陽選手が犠牲バントで一死二三塁、そして渡邉千選手の逆転弾につながった。
この失策判定をめぐり、ネットでは「ショートの子の足は確実に二塁ベースに触れてた」「すごく上手いプレーすぎて審判が見えてなかった。横浜高校の球児たちが可哀想」など、誤審と断定するようなコメントが噴出。
これに同調するように、歌手・タレント・俳優とマルチに活躍する横浜高校野球部のOBでもある上地雄輔さんも「よくやった…とゆーか、、神奈川県大会決勝。この試合かわいそ過ぎる気が…」「高校野球にもリプレイ検証を導入してあげて下さい」とツイッターで発言。さらなる物議を呼んだ。
この状況に異を唱えたのが、元プロ野球審判員(2007~20018年)の坂井遼太郎さん。
坂井さんは27日、自身のツイッターで「【質問が多いので】少し長くなりますが、書きます」として、当該判定に言及。