岩橋さんは1月27日、自身のX(旧Twitter)に「僕らがゲスト漫才と審査員をさせてもらっている地元交野で行われている北河内お笑いコンクール。主催の作家に事前に『この大会はよしもとが主催してるからよしもと以外の芸人は優勝させんといてな』といわれゲンナリ。芸人をそして芸人の人生をなめている」「一筋の光のきっかけを掴みにきてる若手芸人をどう思ってんの?優勝できない事が確定してる中で優勝目指して頑張ってる芸人なんやおもてんの?地元もけなされた気分です。そんな大会なくなってしまえばいい」「ちなみにその作家は長い間M-1の審査員もしてました」と投稿。
翌28日に岩橋さんは、吉本からの指示を受け同投稿を削除した。
だが、岩橋さんは2月22日、「ところで俺の地元交野の北河内お笑いコンクール今年もやるんか?ヤラセやのに あんな自然の素晴らしい地元交野汚さんとってな 交野の役人さーん! 交野のイメージ悪なりますよ~」とXで再びこのヤラセ疑惑に言及。
これを受け、岩橋さんの地元である大阪府交野市の市長・山本けいさんが反応。Xで「北河内お笑いコンクールの審査員の一人として証言しますが、北河内お笑いコンクールはやらせです。他の審査員の点数が意味をなしてませんでした」「後援した交野市として非常に残念ですし、真実を発信したプラス・マイナス岩橋さんが契約解除になるなんて、納得できません」「交野市出身の人気お笑いコンビプラス・マイナスの解散や岩橋さんの契約解除まで発展するとなるともう黙ってられません。交野市にとって、市制施行50周年PR大使を務めてくれた大恩人です」と語り、岩橋さんの発信内容が正しいと、当事者として証言した。
この告発を受け、同コンクールの主催サイドに関わっている、かつては自身もお笑い芸人・タレントとして活動し、現在は吉本所属の放送作家となっている前田政二さんが26日、「スポニチアネックス」と「日刊スポーツ」を通じて反論。
記事によると、優勝者を決めるシステムは以下のとおり
・審査員は5人
【ルール1】審査員は、持ち点100点で出場者のネタを評価
【ルール2】点数に関係なく優勝にふさわしいと思う出場者2組に、順位をつけた上で投票
【1】と【2】の結果をもとに優勝者を決定
【1】だけで優勝者を決めるのであれば、デキレースを仕込むハードルが高くなる。だが、【2】が存在することにより、非吉本の最有力芸人がいた場合には恣意的に排除できるようになっているとして、疑惑を払拭するどころか、ますます疑いが強まる結果となっていた。
(文/等々力おさむ)
~ライター略歴~
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中