クリストフ・ルメール騎手が2015年に前例を作ったことで、競馬学校では厳しく指導されているはずだが……。
JRAが3日、今村聖奈、古川奈穂、永島まなみ、角田大河、河原田菜々、小林美駒。以上6名の若手騎手に対し「30日間の騎乗停止」処分を科したことを発表した。
競馬開催中に騎手控室でスマートフォンを使用しており、日本中央競馬会競馬施行規程第147条19号の「競馬の公正確保について業務上の注意義務に違反した者」に該当すると認められ、処分が下った。
6名の中では特に、今村騎手は女性としてではなく、世代を代表する騎手として今後の成長や活躍を期待されている存在だけに、非常に残念な「あきれた油断」「意識の低さ」が露呈した形と言えるだろう。
ルメール騎手のように、6名が騎乗停止中に十分に反省し、処分が明けたあかつきには目覚ましい活躍をみせてくれることを期待したい。
(文/豊田武志)