ロッテひとすじ17年の内竜也投手が、現役引退することを20日までに決断した。
このオフには戦力外を通告され、昨年12月の12球団合同トライアウトも受験していたが、プロ球団からのオファーはなく、独立リーグからのオファーはあったものの、考え抜いた結果、現役引退を選択したという。
2003年にドラフト1位でロッテ入り。通算308試合に登板、一時は抑えを務めるなど剛球のリリーフ投手としてならし、ロッテの2010年日本一へ大きく貢献した。
惜しまれる部分が大きい
「『2010年日本シリーズ制覇の最高級の功労者。内投手、本当にありがとう!』『よくここまで頑張ってくれたと思う。本当にお疲れさまでした』『怪我に泣かされ続けたけど、投げられさえすればNPB屈指、メジャークラスの凄いピッチャーでした』など、感謝と労いの言葉をかけ、過去の活躍を回想する声が多数聞かれます。
確かに、万全の状態で内投手が放るストレートや縦に落ちるスライダーは、ほとんどのバッターが手も足も出ない優れものでしたからね。
ケガさえなければと、惜しまれる部分が大きいように思います。
一方で『ロッテで引退っていうから見てみたら、なんだ清田じゃないのか?』『清田も内と一緒に引退しろ』など、2度目の不倫報道で針の筵状態となっており、先日『無期限謹慎処分』が発表されてからも『処分が甘い』『2度と見たくない。自主的に身を引いてください』など厳しいコメントが飛んでいる清田育宏選手をあらためて叩く声もいくつか見られましたよ」(メディア記者)
出来る限りの努力をして、惜しまれつつグラウンドを去る選手もいれば、不祥事により疎まれ引退を望まれる選手もいる。
「プロ野球界の渡部建」なんて残念な通り名まで一部で付けられているようだが、果たして清田選手の未来には何が待っているのだろうか。
(文/有村和巳)