16日、エスコンフィールドHOKKAIDO(北広島)で行われた日本ハム-西武の試合は、西武が6-2で勝利。
西武・エンス投手が6回を投げ、日本ハム打線をノーヒットノーランに封じる快投。
エンス投手の降板後、試合はもつれたが、3-1と西武が2点リードで迎えた9回表に、石川直也投手が2本の安打と死球で溜めたランナーを、2つの暴投で全員生還させるという神業?を披露。これで完全に勝負が決した。
8回裏の日本ハムの攻撃では、一死一塁から代打・今川優馬選手がレフトへ鋭い打球を放ち、一走の江越大賀選手と三塁を守る西武・呉念庭選手が三塁キャンバス付近で交錯。
呉選手は右足首から脛、さらには膝にかけて蹴られるような形になったうえ、空中で180度回転し右脚に体重がかかるような体勢で地面に叩きつけられた。
呉選手は1人では歩けず、コーチらに両肩を抱えられながらベンチ裏に下がり、そのまま交代となった。
呉選手がベンチ裏へと下がる場面で、この試合を中継していた「GAORA」の実況・土井悠平さんが「これは心配です」と口にすると、解説していた日本ハムOBの田中幸雄さんは「はーい」と生返事。
続けて「でも、打った今川選手をべた褒めしたいです」と、呉選手の怪我の具合などどうでもいいと云わんばかりのコメント。
田中さんは15日の同カードでも解説を務め、外崎修汰選手が頭部死球を受けた場面でも「意外と治療に時間がかかってますが、当たり所が悪かったんですかね?」と発言。
連日の鬼畜な解説っぷりに、西武ファンを中心に批判の声が多数聞こえてきている。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している