3月26日に公開を迎える大泉洋さん主演の新作映画『騙し絵の牙』(配給:松竹)について、新たな場面写真とインタビュー映像が解禁となった。
同作は、宮沢りえさん主演の銀行員による横領事件をモチーフにした『紙の月』(配給:松竹)を撮影した吉田大八さんが監督を務めており、2018年の本屋大賞にランクインしたベストセラー小説が原作。
松岡茉優さん、佐藤浩市さん、宮沢氷魚さん、木村佳乃さん、斎藤工さん、國村隼さん、池田エライザさんらが出演している。
胸の中で永遠に生き続けてくれる
「今回解禁された場面写真やインタビューは非常に作品への興味を掻き立てるものでしたよ。
ただ、それとは別に大泉さん、松岡さんというメインキャストから昨年7月に急逝した三浦春馬さんを想起する方もいるようです。
大泉洋さんは『こんな夜更けにバナナかよ』(配給:松竹)で三浦さんと共演しており、撮影時のことを『北海道での撮影で、三浦春馬くんと、豊平川の河川敷を毎日のように一緒に走った事が昨日のことのように思い出されます。自分は特に痩せなきゃいけない役でもなかったのに、僕と一緒にずっと走ってくれました。 本当に真面目で、いいやつで、素晴らしい役者でした』と同作が地上波初放送された昨年12月にコメントしています。
さらにはそのとき間もなく公開を控えていた『天外者』(配給:ギグリーボックス)についても『今日のこんな夜更けにバナナかよと共にどうぞこの映画も皆さんの心に刻み込んで下さい。彼は数々の作品とともに僕らの胸の中で永遠に生き続けてくれるはずです』と語っていました。
松岡さんが三浦さんとの共演で話題になったのはドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)です。
演出に関してなど、今も疑問が残ってはいますが、この作品がゴールデンタイムのドラマとしては初主演だった松岡さんに対し三浦さんが『どんな芝居をしても大丈夫。僕がすべて受け止めるから』と優しくフォローしていたのは有名な話ですからね」(メディア記者)
多くのファンの間ではもちろんのこと、共演した多くの役者やパフォーマーらの胸の中で、三浦さんは永遠に生き続けていくことだろう。
(文/住吉良純)