5月6日から上演の舞台『エヴァンゲリオン ビヨンド』に出演予定だった俳優の村上虹郎さんが、降板することが15日Bunkamura公式サイトにて発表された。
「蓮見タン役で出演を予定しておりました村上虹郎さんが、心身の不調により、稽古前ではございますが、降板することになりました。出演を楽しみにされていた皆さまには、ご心配並びにご迷惑をおかけすることとなり大変申し訳ございません」としており、代役は板垣瑞生さんが務めるという。
これを受け、「文春オンライン」(文藝春秋)では、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の出演以降、村上さんには多数のオファーが殺到。これを捌ききれずに、このところは明らかな異変が起こっていたという記事を掲載した。
記事によると、村上さんは「演技に関してすこぶる評判も高く、人柄も良い」その一方で「考え込んでしまう性格」とのこと。
以前から親交があったオダギリジョーさんも、このところの村上さんの異変を感じとり「最近変だけど大丈夫?」と声をかけていたという。
「演技や人柄の良さと、忙殺されるほどの仕事量という点で『三浦春馬さんと同じ』という声が聞こえてきていますね。
一方で、『春馬さんみたいに悲劇を迎える前に、降板や休養を決めてくれた。事務所の対応が違っていれば、春馬さんもあんなことには…』といった指摘も出ていますよ」(メディアコメンテーター)
村上さんは『カムカム』の後に出演していた『未来への10カウント』(テレビ朝日系)を終えた頃から仕事をドタキャンすることが増え、『エヴァ』舞台のポスター撮影を2月にドタキャン。
いずれのドタキャンも、前日まではやる気ある様子で「行きます」と言っていながら、当日になると姿を見せず連絡もつかなかったり、連絡がついても「部屋から出られない」と言ったりということだったため、ポスター撮影のドタキャン時に事務所が舞台の降板を決めたという。
(文/窪田翔吾)