WBC日本代表では、投打二刀流の世界的スーパースターである大谷翔平選手に次ぐ人気をあっという間に獲得してみせたラーズ・ヌートバー選手。
守っては、開幕戦の中国戦、続く韓国戦と、立て続けにポテンヒットとなりそうな打球を間一髪で好捕。
打っては、1次ラウンドの4試合すべてで安打を放ち打率.429、出塁率.579とリードオフマンとして申し分なさすぎる内容。
練習中やベンチでの表情、積極的に仲間の輪に入っていく社交性、そして所属するセントルイス・カージナルスでも流行らせたペッパーミルのパフォーマンス。
あらゆる面で日本代表に欠かせない存在となっているだけに、ヌートバー選手の人気が高いのも当然のことだろう。
そんなヌートバー選手について、16日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、実は意外な二刀流だったことを報じている。
2020年に新型コロナの影響で、マイナーリーグの春季キャンプが1週間ほどで切り上げられ、給料もどうなるか分からないという状況になった際、ヌートバー選手は航空宇宙企業での整備工のアルバイトをしていたという。
1次ラウンドで日本と対戦したチェコ代表は、選手も監督もほとんどが野球以外の本業を持つ二刀流だったが、ヌートバー選手も3年前は二刀流だったというワケだ。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している