第46回日本アカデミー賞の授賞式が10日、港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた。授賞式の模様は日本テレビ系で生中継された。
最優秀主演男優賞には、映画『ある男』(配給:松竹、監督:石川慶さん)の妻夫木聡さんが選出。
あらためて、妻夫木さんが高い演技力を誇る俳優であることが証明された。
これにより、すでに酷評されているあのドラマの脚本や演出がいかに残念なものであるかが、あらためて話題となっている。
「12日に最終話を迎える、妻夫木聡さん主演ドラマ『Get Ready!』(TBS系、日曜21時~)ですね。
第1話から医療ものには似つかわしくない、まるで特撮もののような、ネオンカラーのフェイスマスクやオペ室が悪目立ち。
案の定、視聴率はどんどん下降して行き、日曜劇場としてはあり得ないレベルの8.3%を5日放送の第9話で記録してしまいました。
また、オリコンが発表する『ドラマ満足度ランキング』においても、ただの1度もトップ10入りしたことがありません」(ドラマ批評家)
どれだけ優れた俳優を配しても、土台となる脚本や演出が伴っていなければ、目の肥えた視聴者を満足させられないということだろう。
(文/川村隆二)