第46回日本アカデミー賞の授賞式が10日、港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた。授賞式の模様は日本テレビ系で生中継された。
最優秀助演女優賞には、映画『ある男』(配給:松竹、監督:石川慶さん)の安藤サクラさんが選出。
安藤さんは主演している連続ドラマ『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系、日曜22時30分~)が、10日に発表された最新のオリコンによる「ドラマ満足度ランキング(100Pt満点)」で3週連続の99Pt獲得、3週連続の1位となった。
同ランキングでは、草彅剛さん主演『罠の戦争』が97Ptで2位となった。
映画でもドラマでも華々しい活躍を見せる安藤さんだが、日本アカデミー賞の受賞スピーチでは「(『ある男』の撮影では)すごく緊張していましたし、苦しかったです。クヨクヨしていました、ずっと。いつもは現場が大好きなので、あまりクヨクヨしないように気をつけて『楽しい』が勝っちゃうんですけど。でも、途中からは『やっぱり現場が好きだな』と改めて思って変わっていきました。この現場がなかったら、作品に関われないままクヨクヨした時間を過ごしていたかもしれないな」「私にとっては子育てと撮影というのはうまくできない。どうしたらいいのかはわからないので、今は悩みつつ家族で会議しながら、みんなで協力し合って、また頑張れたらいいな、大好きな現場に戻れたらいいなと思っています」と、並々ならぬ苦労やプレッシャーに晒されていたことを告白。
仕事と子育ての両立という難しい課題と向き合いながら、安藤さんが今後も自身のペースで素敵な演技を見せ続けてくれることに期待したい。
(文/川村隆二)