3日、来週開幕するWBCで3大会ぶりの頂点を目指す侍ジャパンが、中日との壮行試合を行い2-7で敗れた。
巨人・戸郷翔征投手が3イニングを4安打2失点、楽天・松井裕樹投手にいたっては3分の2イニングを2安打3四球で4失点の大乱調と投手陣に不安を残す結果となった。
一方で、この日、侍ジャパンとして最後にマウンドに上がった巨人・大勢投手は、最速159キロのストレートを投じるなど、中日のビシエド選手、アキーノ選手、高橋周平選手を3者凡退に打ち取る上々の内容を見せた。
「サイドスローとスリークォーターの中間あたりのフォームで、ホップ成分を多分に含んだ唸るストレートを放る姿に、この日から侍ジャパンに合流した二刀流・大谷翔平投手もダルビッシュ有投手も、野球少年のような表情を見せていましたね。
日米の怪物たちを数多く見てきた2人がアノ表情を見せたということは、『大勢はメジャーリーグでも大いに通用するぞ』と太鼓判を押してくれたと言っても過言ではないと思いますよ」(スポーツコメンテーター)
今年が2年目の大勢投手だが、2~3年後にはポスティングシステムを使ってのMLB移籍となる可能性も十分にありそうだ。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している