嵐の松本潤さんが主演する大河ドラマ『どうする家康』(NHK)第8話が26日放送された。
同話の世帯平均視聴率は12.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが27日分かった。
『どうする家康』の世帯平均視聴率は第1話から順に、15.4%、15.3%、14.8%、13.9%、12.9%、13.3%、13.1%と推移してきており、今回は最低視聴率を更新したことになる。
「第6話だけ例外となりますけど、ほぼ右肩下がりに数字は悪化し続けていますから、大河ドラマとしては考えられない『2桁割れ』も現実のものとなる可能性が出てきましたね。
『いだてん』は例外
大河ドラマの歴代最低視聴率を記録しているのは2019年放送の『いだてん』で、全話を通しての総合平均視聴率が8.2%、第39話では3.7%ととてつもない低数字を残しています。
ただ『いだてん』の場合は、取り扱っている時代が1912~1964年と近代で数字が得づらかったうえに、ピエール瀧さん、お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実さんと出演者に相次いでスキャンダルが発覚するというマイナス要素もありましたから、例外的に考えた方がいいでしょう。
昨年放送された小栗旬さん主演『鎌倉殿の13人』を例にとりますと、こちらも決して数字が良かったワケではありませんが、第1話からしばらくは13~17%で推移し、初めて12%台を記録したのが第13話。12%すらも割り込んだのは第27話が初めて。W杯日本代表のコスタリカ戦と被ってしまった第45話が6.2%と唯一の1桁視聴率。これ以外で11%を割り込んだのは第33話の10.2%の1回だけとなっています。
『どうする家康』は明らかに視聴率がふるっていませんので、世間からも『どうする打ち切り』『どうする松本』なんて声が聞こえてきている状況ですよ」(ドラマ批評家)
松本潤さんに有村架純さん、人気のはずのキャストを揃えて大すべり。この構図は広瀬すずさんと永瀬廉さんで容赦なくすべり倒している『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)と同じと言えるだろう。
(文/スコッティ角筈)
~ライター略歴~
長崎県出身
本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたとのこと
アイドルやドラマ関連の記事を多く執筆する