1月31日より始まった、静岡県“浜松市地域遺産センター”での、大河ドラマ『おんな城主直虎』回顧展》。
柴咲コウさん演じる主人公・井伊直虎のいいなずけで、三浦春馬さんが演じた井伊直親の顔写真だけが展示された相関図でシルエット表示となっていたことで、三浦さんのファンらがネットを中心に不快感を示す事態に。
同展示を主催する浜松市の担当者に対し、三浦さんのファンが問い合わせたところ「何度も掛け合ったが事務所(=アミューズ)が写真の使用許可を出してくれなかったので」と回答を受けたという話も聞こえてきていた。
そんな中、2日に「徳川家康公ゆかりの地 出世の街 浜松」のサイトに、同展示に関して「NHKエンタープライズ」からのお知らせが掲示。
「一部出演者写真の不掲載があったことについては、所属事務所から許可が下りなかったという事実はなく、展示設置を受注している弊社の権利確認の不手際のため、このような事態となりました」と、三浦さんの写真不掲載はアミューズのせいではない旨が示された。
また、「訂正した展示パネルを、2月4日(土)より展示させていただきます」とのこと。
ただそうなると、ファンの問い合わせに答えた担当者の言葉はいったい何だったのか、お詫びと訂正において三浦さんの氏名やアミューズという社名を使わないのはなぜなのか、版権管理に精通しているNHKエンタープライズがこんな不手際を起こした背景に何があるのか、本当に不手際なのか、また新たなそして不可思議な謎が生まれてしまっている。
(文/窪田翔吾)