動画アプリ「TikTok」の一部ユーザーの間でここ2年ほど流行している「失神チャレンジ」。
脳を酸欠状態にすることで陶酔感を味わうという同チャレンジだが、命に危険が及ぶ可能性や、脳に重大なダメージを負うといったリスクが懸念されていた。
そんな中、アルゼンチンメディアの「パヒナ12」が、同国北部サンタフェ州カピタンベルムデスに住むミラグロス・ソトさん(12歳)が13日に、自室で死亡しているところを発見されたことを報じた。
TikTokで自らの首をベルトで絞める失神チャレンジを行い、2回ほど成功したものの、3回目で失敗したと見られるという。
「この手のチャレンジは、動画配信が一般的となるよりもはるか昔から、例えば学校の手すりに複数人で体重をかけて行うようなものなどがありましたよね。
そして、どの時代においても悲しい事故が起こってきたという歴史もあります。
チャレンジに失敗した場合、命を落としたり、日常生活に多大な影響を及ぼすような脳へのダメージを負ったり、非常に危険ですから決してマネしないようにしてもらいたいです」(メディアコメンテーター)
ソトさんのご冥福をお祈りするとともに、このような痛ましい事故が二度と起こらないことを願いたい。
(文/永野正道)