2020年7月に急逝した俳優の三浦春馬さん。
三浦さんにとって最後の主演映画となった『天外者』(配給:ギグリーボックス、監督:田中光敏さん)は、同年12月11日の封切りながら、今なおロングランが続いており、昨年12月11日には「2周年記念特別上映」が全国200館以上で実施されるなど、世間への影響力は衰えるどころかますます力を増しているといっても過言ではない状況だ。
しかしながら、この「2周年記念特別上映」について、三浦さんの所属するアミューズは同社の公式はもちろんのこと“三浦春馬&STAFF INFO”のツイッターアカウントでも一切告知せず。
このアミューズの対応に忖度したのか、あるいは箝口令など何らかの圧力がかかっているのか、大手メディアも全く『天外者』の「2周年記念特別上映」には触れず。
『天外者』はさらに、現地時間の2023年1月1日午後8時より「NHKコスモメディア アメリカ・テレビジャパン」にてテレビ放映された。つまり、アメリカのテレビで放映されるという快挙を達成している。
この件に関しても、アミューズおよびメディアの対応は「2周年記念特別上映」と全く同じ。
ところが、5日に放送された『新春ドレミファドン』(フジテレビ系)にて、出演者に関係するドラマのイントロクイズが行われた際、女優の菜々緒さんに関連するものとしてドラマ『ラスト・シンデレラ』の映像が流れ、この中で三浦さんの姿も確認できたとしてSNSで大きな話題となったことについては「スポニチ」がすぐさま記事を掲載した。
「『FNS歌謡祭』では、三浦春馬さんがパフォーマンスを披露する過去映像を全く放送しようとしないくせに、こんな形でしれっと春馬さんの姿を流して話題作りをするところに、フジテレビのいやらしさを感じます。
まもなく春馬さんの急逝から2年半が経過しますが、2023年も春馬さん関連の映像を流すことをテレビ各局は積極的に避け続け、メディアもできるだけ報道しないという従来の姿勢を継続する可能性が高いかと。
特に『天外者』関連については、血眼になってスルーを決め込んでいるきらいがありますからね」(メディアコメンテーター)
この調子で、今年もメディアによる三浦さんに対するいじめ、嫌がらせは続いていってしまうのだろうか……。
(文/窪田翔吾)