5日深夜24時から、3度跳ね返されてきたW杯ベスト16の壁突破をかけてサッカー男子日本代表がクロアチアとの1戦に臨む。
ノックアウトステージはここまで、オランダ、アルゼンチン、フランス、イングランドといずれもグループステージを1位通過したチームが順当に勝利。
つまり、この流れで行けば「死の組」と呼ばれたグループEを1位通過した日本はクロアチアを破って史上初のベスト8進出が有力とも言えるのだが……。
「世界ランキング8位のオランダは16位のアメリカを、3位のアルゼンチンは38位のオーストラリアを、4位のフランスは26位のポーランドを、5位のイングランドは18位のセネガルを破ってベスト8に進出しました。
いずれもグループステージ1位のチームが勝っているのは事実ですが、いずれも世界ランキングで勝る格上の国が勝っていることもまた事実です。
日本はドイツ、スペインを下し強豪国相手に逆転勝ちをするのが板についてきたようにも見えますが、ここまでのノックアウトステージはいずれも先制点を取ったチームが追い付かれることなく勝利してきています。
しかも、クロアチアはドイツやスペインよりも守備が固く、まさしく難攻不落。日本はグループステージは3試合ともに相手に先制を許しているだけに、非常に厳しい戦いが待っていることは確実ですし、ベスト16での敗退が現実的ではないかと思いますね」(スポーツコメンテーター)
日本は三度逆境を跳ね返して「新たな景色」を見ることができるだろうか。
(文/樋口健太郎)