タレントの松本伊代さんが、バラエティー番組『オオカミ少年』(TBS系)の24日の収録で、落とし穴に落下した際、腰椎の圧迫骨折で全治3ヶ月の重傷を負っていたとTBSが26日に発表した。
TBSは「この企画は過去に2回行っており、今回も事前にシミュレーションを繰り返し行い、着地する場所にはウレタンを大量に敷き詰め衝撃を吸収するなど安全対策に努めておりましたが、このような結果となり、大変申し訳なく思っております。今後、同様のことが起こらないよう、番組制作に際しての安全管理をさらに徹底してまいります」と経緯説明をしている。
「こうした事故の際によく言われることですし、年配の芸人さんなんかが指摘しているところでもありますが『スタッフが事前に入念なシミュレーションをしたって言うけど、そういうのを担当するのってたいてい20代前後の若い子やん。50代以上の体質なんて絶対考慮に入れてないだろ』といった声が今回も上がっていますね。
また、TBSは一昨年7月に急逝した三浦春馬さんの遺作ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』にて、三浦さんを冒涜するような不可解な演出が散見されるとして疑問が投げかけられました。
一昨年末には、MISIAさんの乗馬の様子を取材する際に、馬に刺激を与えてしまいMISIAさんの骨折を誘発する事故を起こしています。そのうえ、あろうことか『当該の馬は調教されており、乗馬している人がコントロールできる状態にあったとのことでしたが、MISIAさんが怪我をされることになってしまいました。取材クルーの動作や機材の存在が刺激を与えることになったのであれば、誠に申し訳なく、心よりお詫び申し上げます』と、必ずしもTBSに責任があるわけではないという表現を用いて、ますます印象を悪くしました。
それから、今年4月には元TBSアナウンサーで現在はフリーとなっている安東弘樹さんが、『7.2 新しい別の窓』(ABEMA)に出演。
多くの社員が、アナウンサー業務などの現役をほぼ退いた中で行う、後輩社員のマネジメント業務。これを、安東さんの場合はアナウンサーとしてレギュラー番組を4~5本持つ状態で掛け持ちさせられることとなり、毎日午前4時まで寝られない状態が7年も続いたことで『これ以上やったら死んじゃう』と判断し退社したと明かしています。
こうした経緯もあり、『またTBSか』との指摘も多くなっていますよ」(メディアコメンテーター)
TBSのブラック体質はいつまで経っても変わることはないのかもしれない。
(文/木暮雅人)