先日、昨年7月18日に急逝し間もなく半年が経過しようとしている俳優・三浦春馬さんのラスト主演映画『天外者』(配給:ギグリーボックス)の「リターン上映」が決定したことをツイッターで報告していた「渋谷HUMAXシネマ」の公式アカウントが、13日に「リターン上映」に先行して映画関連のスタンディパネルや写真の展示を再開したことを報告した。
「『天外者』1/15(金)再上映に先駆けまして、展示を再開させて頂きました。再上映を願い、保管していました。前回と異なりますが、お楽しみいただけると幸いです。大変な時期ではございますが、感染症対策をしっかりと行いまして、お迎えさせて頂きます」と綴っている。
異例中の異例
「これにより、『渋谷HUMAXシネマ』さん自体が、リターン上映を強く願っていたことがよく分かりましたね。
このツイートに対しては『前回の上映時もそうですが、渋谷HUMAXシネマさんのその温かいお気持ちがとても嬉しくとても有り難く存じます』『心のこもった展示の数々に前回も感激しておりましたが、その展示を大切に保管して下さっていたことにまた胸がいっぱいになりました』など、喜びや感謝の思いを口にする返信ツイートが多く見られますよ。
コロナ禍により昨年は一定期間、映画館が休館となり、続々と公開予定だった作品が上映延期になりました。
その影響で、映画館の稼働が再開してからは延期していた作品がどんどん上映することになり、以前よりも同じ作品が継続して上映する期間が短くなっている印象です。
そういった事情を考えると、さらに新作の公開が控えている中でも『天外者』がリターン上映となったことは、やはり異例中の異例でしょう。
三浦さんとファンが呼び込んだ奇跡とも呼べるかもしれませんね」(メディア記者)
いよいよ明日15日から「渋谷HUMAXシネマ」では『天外者』がリターン上映スタート。
他の終了を予定していたいくつかの劇場でも上映期間の延長が決まったという報告も聞こえてきている。
果たしてどこまでこの動きが大きく広くなっていくのか、今後の動向を見守りたい。
(文/恵和恵)