MLB・シアトルマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチローさんが率いる草野球チーム「KOBE CHIBEN」と高校野球女子選抜によるエキシビションマッチが東京ドームで3日行われた。
9番・投手で出場したイチローさんは、初回にいきなり1点を失ったものの、その後はキレのある真っ直ぐと多彩な変化球を駆使し14三振を奪う力投を見せ、9回1失点完投。
また、イチローさんの熱烈ラブコールに応えKOBE CHIBENに参加した松坂大輔さんは4番・遊撃でスタメン出場。4打数3安打の固め打ちを見せた。
昨年は1-0というロースコアでのクロスゲームとなった同カードだが、今年は松坂さんの活躍もありKOBE CHIBENが16安打を集め7-1の大差で勝利。
だが、KOBE CHIBENの野手は1~8番が全員安打を記録する中、イチローさんは4打数無安打。しかも、8回裏には無死満塁とこれ以上ない場面で打席に立ちながら、一塁正面への併殺打となってしまう大屈辱の打撃内容となってしまった。
少年のように悔しがるイチローさんの姿が印象的だった。
(文/潮崎達至)