JRA大塚海渡騎手「父と調教師の確執?」パワハラ訴訟の裏側 | The Audience
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JRA大塚海渡騎手「父と調教師の確執?」パワハラ訴訟の裏側

JRA大塚海渡騎手「父と調教師の確執?」パワハラ訴訟の裏側
ぱくたそ

 12日、日本中央競馬会(JRA)でデビュー3年目の大塚海渡騎手が、所属する厩舎の木村哲也調教師から度重なる暴言や暴行などのパワーハラスメントを受け、精神的苦痛を負ったとして、同調教師に850万円余りの損害賠償を求める訴訟を水戸地裁土浦支部に起こしたことが分かった。


 大塚騎手の父・哲郎さんと代理人の弁護士がリモートで記者会見して明らかにした。

父・哲郎さんはかつて…

 記者会見によれば、大塚騎手は木村調教師から頭部を殴打されるなどの暴行を継続的に受けていたという。そのうち2件について5日に茨城県警稲敷署に被害届を提出したとのこと。
 
 「大塚騎手は昨年1月5日の中山7レースで勢司和浩厩舎のラッキーアドバンスに騎乗した際に、最後の直線コースでラッキーアドバンスが転倒し、落馬負傷していました。
 
 この落馬により大塚騎手は、脳挫傷を起こし1週間ほど意識不明の重体に陥っていましたが、その後回復。
 
 回復後に木村厩舎を離れてフリーとなることを希望し、いったんは木村調教師も承諾し協力する姿勢を見せていたものの、その後一転して、手を出したのは教育目的と主張し、謝罪や再発防止の対応を拒否したようです。

 ネット上には『世襲騎手なら絶対にそんな目(暴力や暴言)に遭わない』なんて声もありますが、大塚騎手の父・哲郎さんは勢司厩舎の開業当初からのスタッフで現在も調教助手をしており、かつて勢司厩舎の調教助手・厩務員だった木村調教師の先輩にあたります。
 
 つまり、大塚騎手の訴えが事実であれば、木村調教師は先輩の息子に手を上げていたことになるわけで、『大塚騎手の父・哲郎さんと木村調教師の間にも何らかの確執があったのでは』『親のケンカに息子が巻き込まれたのでは』と見る声もありますよ」(スポーツ記者)
 
 果たして、裁判でどのような事実が明らかとなるのか、第1回口頭弁論は20日に開かれる。
 
(文/有村和巳)