8日、PayPayドームで福岡ソフトバンクホークスと埼玉西武ライオンズによるパ・リーグのクライマックスシリーズファーストステージ第1戦が行われた。
試合は3回裏に柳田選手の3点本塁打などで一挙4点をあげたソフトバンクが5-3で勝利。オリックスバファローズの待つファイナルステージ進出へ王手をかけた。
この勝利でソフトバンクは、2019年のCSファーストステージ第2戦、東北楽天ゴールデンイーグルス戦以来続くポストシーズン(CSおよび日本シリーズ)の連勝を17に伸ばした。
一方で、西武は2018年のCSファイナルステージ第3戦から続くCSの連敗を8に伸ばした。なお、この8連敗は全てソフトバンクとの対戦によるもので、いずれも辻発彦監督が采配をとっている。
「2018年、2019年は山賊打線と恐れられた圧倒的な打撃力でパ・リーグを制した辻ライオンズ。
ところがどちらの年もCSでは山賊打線が子猫打線へと変貌し、これまで辻監督は7連敗を喫していました。(2020年、2021年はCSに進出できず)
今年はペナントレース終盤まで12球団随一の投手陣がチームを引っ張り、9月半ばまで優勝争いを演じながら、最後に失速して3位でのフィニッシュ。
シーズン最終盤は、CSファーストステージの対戦相手はオリックスになるのではないかと見られていましたが、ソフトバンクがマジックを1まで減らしながら最終戦でよもやのV逸。結果的に西武とソフトバンクという因縁のライバルがCSファーストステージで相まみえることになりました。
因縁のソフトバンクとの再戦は、2018年、2019年にはなかった最強投手陣がこれまでの流れを変えるのではないかとも見られていましたが、蓋を開けてみれば2018年、2019年と似たような展開で第1戦をソフトバンクが勝利。
ここまで来ると、第2戦もソフトバンクが連勝して、辻監督はCS9連敗という『短期決戦の超ポンコツ』記録を残して勇退する可能性が高そうですね」(スポーツコメンテーター)
このまま辻監督は不名誉記録を止められないのか、それともギリギリのところで踏ん張ることができるのか、9日14時プレイボール予定のCS第2戦に注目したい。
(文/樋口健太郎)