16日より全国公開となった松山ケンイチさん主演映画『川っぺりムコリッタ』(配給:KADOKAWA、監督:荻上直子さん)。共演は、ムロツヨシさん、満島ひかりさん、吉岡秀隆さんら。
映画専門サイト「映画.com」で、同タイミングで公開された福山雅治さん主演の話題作『沈黙のパレード』(配給:東宝、監督:西谷弘さん)が平均星評価3.6のところ、『川っぺりムコリッタ』は3.8をマークするなど、非常に高い評価を得ている。
そんな『川っぺりムコリッタ』は、舞台挨拶における松山さんのコメントからアノ俳優を想起させるとも話題になっている。
「一昨年7月に急逝した三浦春馬さんですね。
松山ケンイチさんは、三浦さんとは昨年公開の新田真剣佑さん主演映画『ブレイブ 群青戦記』(配給:東宝、監督:本広克行さん)で共演。
この映画の撮影からさほど経過していないタイミング、そして今回公開を迎えた『川っぺりムコリッタ』の撮影真っ只中というタイミングで、三浦さんの訃報に触れています。
『川っぺりムコリッタ』の舞台挨拶で松山さんは『撮影の時期はずいぶん前になるんですけど、色んな方々が亡くなった時期でもありました。仕事仲間でも亡くなった方がいました』と、同映画が人の生死や過去に負った心の傷への癒しといったものがテーマになっていることもありコメントしています。
このコメントを聞いた方から『ブレイブのときもそうだけど、松山ケンイチさんはずっと春馬くんのことを想ってくれている感じがする』『きっと春馬さんのことも脳裏に浮かんでいたと思います』といった声が出て来ている状況なんですよ」(メディアコメンテーター)
筆者もこの週末に『川っぺりムコリッタ』を拝見したが、ここ数年ではナンバーワンと言っても差し支えないほどの良作だと感じた。
気になる方は、ぜひ劇場でその景色や空気を存分に味わっていただきたい。
(文/吉良栄蔵)