10日、突如として「文春オンライン」(文藝春秋)がプロ野球・巨人の主将としてチームを引っ張る坂本勇人選手に関し、性加害同然のスキャンダルをすっぱ抜いた。
相手女性は「真剣交際」のつもりだったが、坂本選手は暴力的な性的プレイを強要できる“都合の良いセフレ”としてこの女性を扱い、女性が自身の子を身籠ったことを知ると「お前のことが好きだったらとっくにちゃんと付き合ってる」などモラハラ発言を連発。
女性はショックでうつ病を患い、坂本選手の強要に屈する形で子どもを中絶するに至ったのであろうという内容が綴られていた。
「今回、文春さんの記事に綴られた内容はかなり衝撃度の高いものでした。
ただ、それ以上に驚かされたのが、被害女性に対し極めて無責任かつ心を削るような発言を繰り返す坂本選手の肉声データを、誰でも聴ける状態で文春さんが公開していることですね。
これまでも、文春さんが肉声データの存在を記事にしたケースはありました。
特に大きな波紋を呼んだ、昨年12月に急逝した神田沙也加さんと当時交際していた前山剛久さんとのものは凄かったですよね。
前山さんが泣いてすがる神田さんに対し『死ね』と連呼。さらに『お前が死ねばみんな喜ぶ』と罵倒するというものでした。
ですが、この肉声データは公開されることはありませんでした。
公開するよりも先に、体調不良を理由に前山さんが芸能活動を休止。そのまま復帰することなく芸能界を引退したことで日の目を見ないままになったのではないかと。
一方で、今回は最初から坂本選手の肉声データを不特定多数が確認できる状態で公開していますので、文春さんとしては『これまでに数々の女性トラブルが報じられるも逃げ切ってきた坂本選手の場合、今回の報道程度では有耶無耶にされる。肉声データを最初から公開することでインパクトを強くし、さらに二の矢、三の矢を放つことで坂本選手を徹底的に追い詰めよう』という意思があるように思います」(メディアコメンテーター)
文春は基本的に「週刊文春」の発売タイミング前後となる水曜と木曜に強烈なネタを投下する傾向にある。
そのタイミングを待たずに報道したことからも、文春の本気度がうかがい知れるところ。
今回の坂本選手に関する報道は、坂本選手が引退を決意するまで続く可能性を秘めているのかもしれない。
(文/樋口健太郎)