性加害報道で渦中の人となっている香川照之さん。
情報番組『THE TIME,』(TBS系)のMCからは降板となり、トヨタやサントリーなど大手企業は続々と契約終了を発表。
それでも「誠意ある謝罪をした」との判断で、テレビ朝日は竹内涼真さん主演、平手友梨奈さんと新木優子さんがダブルヒロインを務めるドラマ『六本木クラス』について、重要な敵役で出演する香川さんの続投を決定。1日の第9話は予定どおり放送された。
香川さんの起用を含め騒動による注目度アップも手伝ってか、第9話の世帯平均視聴率は10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率をマークしたのだが……。
「アップしたとは言っても、前話の第8話ですでに10.0%を記録していましたし、伸びはわずかに0.2ポイントだけでした。
テレ朝としては、1.0ポイント前後、あるいはそれ以上の爆発を見込んで、『性加害に及んだ俳優を使うのか』などの批判に耐えてでも香川さんの続投を決めたはずです。
ところが、実際はほぼ視聴率は横ばい。話題となったことで新規で視聴した人と、香川さんへの嫌悪感から視聴を止めた人とが同じくらいいたということではないかと。
数字がほとんど変わらないのに、クレームだけは増えるという状況となっていますので、第10話から香川さんの役に急きょ代役が立てられるという可能性もまだまだありそうですね」(メディアコメンテーター)
香川さんに代役を立てれば、むしろ第10話以降の数字は急伸する可能性すらあるのではないだろうか。
(文/門田智之)