綾野剛さん主演ドラマ『オールドルーキー』（TBS系）第6話が7日夜放送され、世帯平均視聴率は9.5％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と、同ドラマとしては初めて2ケタを割り込んだことが8日分かった。
10％が高視聴率のボーダーラインと言われる昨今においても、20％以上という驚異的視聴率をマークすることもしばしばある、TBS系日曜夜9時の「日曜劇場」。
日曜劇場において2ケタを割り込むことは、すなわち絶不調と同義と言っても過言ではあるまい。
視聴率において絶不調であることを露わにしてしまった『オールドルーキー』は、オリコンが不定期で発表する「ドラマ満足度ランキング」においても苦戦している。
最新の「ドラマ満足度ランキング」は、7月29日に発表された「7月12～18日の期間」を対象としたもの。ここで、『オールドルーキー』は61Ptで4位にランクイン。
前クールの二宮和也さん主演日曜劇場『マイファミリー』が90Pt前後を連発し、常に1～2位を疾走し続けたことと比較すると、いかに『オールドルーキー』が期待はずれのものかどうか分かるだろう。
また、最新のランキングで1位を獲得したのは、ダブル主演の有村架純さん、中村倫也さんに次ぐ3番手的な立ち位置で赤楚衛二さんが出演する『石子と羽男 -そんなコトで訴えます？-』（TBS系）で83Ptを記録。
2位には67Ptを叩き出した、波瑠さん主演で相手役を間宮祥太朗さんが務める『魔法のリノベ』（カンテレ制作・フジテレビ系）。
赤楚さんも間宮さんも、綾野さんと同じトライストーン・エンタテイメントが誇る実力派イケメン俳優である。
また、綾野さんが「不倫、未成年飲酒・淫行、暴力、薬物」とヤバいエピソードをこれでもかと暴露系YouTuberガーシーこと東谷義和さんに暴露されたのに対し、赤楚さんと間宮さんは「何かヤバいネタないですか」と視聴者からおねだりがあってもなお東谷さんが「何もない」「とにかくいい奴」と“ガーシー印”のお墨付きを与えたほどのクリーンさ。
トライストーンの世代交代は、驚くほど劇的にそして順調に進んでいるようだ。
（文／中野慎二郎）
～ライター略歴～
東京都中野区出身
演劇＆音楽を愛しアーティスト活動を20年に渡り行うも鳴かず飛ばず
2017年より自身の経験と人脈ををもとにフリーライターとして活動