一昨年7月に急逝し、先日三回忌を迎えた三浦春馬さんに関し、三浦さんのボイストレーナーを7年間に渡り担当した斉藤かおるさんが綴った「春馬くんとの″未来の雑談″～三浦春馬の勉強ノート～」という書籍が9月16日に発売されることを、出版元の講談社が1日発表した。
斉藤さんは「本にしなければ。漠然とそう思いはじめたのは春馬くん31回目の誕生日の頃でした。歌唱の師として私だけが知っている、ひとりの青年の夢と努力を書き記すこと。共感して貰いたいこと。彼の繊細さ、素直さ、頑固さ、真面目さ、ユニークさ、私が感じたことを、７年間の学びの道程の中から知って頂けたらと願っています。そして……春馬くんを知るすべての仲間たちが、これからも、折に触れ春馬くんの話をして下さることを希望しています」と同著の前書きで語っているという。
この発表に、賛否両論入り混じった多くの意見がネットで確認できる状況となっている。
「三浦春馬さんに関連する新たなエピソード等を知ることができるのではないかと期待する声や歓迎する声が一定数見受けられます。
一方で、プレスリリースされた目次には“恋人との朝”“失恋、犬とアレルギーとお母さんの愛と”“ダンサーとの恋”というものがあり、三浦さんの恋愛に関する暴露が多分に含まれる可能性に対する嫌悪を示す声もかなり聞こえてきています。
かなりプライベートに踏み込んだ内容となることが懸念されているとともに、『春馬さん本人には当然確認できない中、誰に承諾を得てこの本を出版するのか』『三浦さん本人やご遺族の尊厳を守ることを強調し、法務部のツイッターアカウントを作成するなどして徹底して監視をしているアミューズが、こんな侮辱的な本が出ることに対して発売日が決まるまで黙っていたのはおかしい』といった指摘も出ていますね。
また、目次には三浦さんのミュージカル代表作と呼ばれる『キンキーブーツ』関連のものが多数あり、発売日は9月の半ばということで『10月1日に城田優と小池徹平のダブル主演で幕を開ける予定のキンキーブーツ再々演。これを売り込むための本。だから、主催するアミューズはこの本の出版を止めるどころか、後押ししているまであるのでは』という声もありますよ」（メディアコメンテーター）
三浦さんの不可解な死の真相解明につながるような暴露であれば歓迎する人も多いだろうが、本人が拒否できないのをいいことにプライベートをネタに商売をしているとあっては拒否反応を示す声が噴出するのも致し方ないのではないだろうか。
（文／西島龍大）