28日、「デイリー新潮」(新潮社)が“綾野剛がドラマ撮影現場でなぜか亡くなった安倍元首相に黙祷 所属事務所に真相を聞いた”のタイトルで記事を掲載。
俳優の綾野剛さんが9日、主演ドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の撮影現場で「関係者を集めて安倍晋三元首相に黙祷を捧げていた」という。
そのうえで、綾野さんは安倍元首相と政治的あるいは個人的なつながりがあったワケではなく、1人の国民として黙祷していたのだろうという見解が示されている。
また、安倍元首相の急逝に際し黙祷をしたり、元サッカー選手という役作りのために4ヶ月前からサッカーの猛練習に取り組んでいたりという部分が、綾野さんの「真面目」さを如実に物語るエピソードであるかのように書かれており、そんな真面目な人が暴露系YouTuberガーシーこと参議院議員の東谷義和さんのターゲットにされてしまったのは「酒が入るとハメを外してしまうことがあった」からだが、今では気を付けるようになっているから大丈夫だろうとまとめられている。
「わざわざ、綾野剛さんと安倍元首相に親交があったかのように匂わせるタイトルを付けていることに不快感を示す声が多いですね。
それから、著名人の急逝の際に黙祷を捧げることは多くの人がすることですし、俳優が役作りのために何ヶ月も前から準備するのは仕事として当たり前ということで、これらを真面目さの代名詞のように扱うのはおかしいとも言われています。
そして、普段真面目に見える人が犯罪や非道徳的な行為を一切しないかのような論調にも疑問の声が出ていますよ。
さらに、『飲まなきゃ真面目、今では節度を持って飲んでいる、あるいは飲むのを控えているとしても、過去に未成年飲酒、未成年淫行、苛烈な暴力行為をしていたのであればそれ相応のペナルティを受けるべき。もしそんなことをやっていないのであれば、その疑惑に対する説明責任は果たすべき』という声も聞こえてきています」(メディアコメンテーター)
なんとか綾野さんのイメージをアゲようという意図が強く感じられる記事だった。
(文/森八郎)