劇団EXILEの町田啓太さん主演で、白石麻衣さんがヒロイン役を務めるドラマ『テッパチ!』(フジテレビ系)第4話が27日放送された。
世帯平均視聴率は4.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが28日分かった。
「『テッパチ!』は第1話こそ7.6%とまずまずの世帯平均視聴率でスタートしましたが、第2話で5.6%、第3話で4.7%とどんどん数字を下げ、ついに4.0%と惨憺たる結果となっています。
水曜22時のフジテレビドラマは、前クールの間宮祥太朗さん主演で森川葵さんがヒロイン役を務めた『ナンバMG5』が、実に6年ぶりに同枠で放送されたドラマでした。
知名度や浸透度という意味ではもともと視聴率を獲得しづらい状況にあるのは確かでしょう。
実際、『ナンバMG5』も世帯平均では第1話の6.6%が最高で、最後まで5~6%前後をうろうろする感じでした。
ですが、『ナンバMG5』は最低値でも4.8%に踏みとどまっていましたし、何よりも“満足度”の部分では非常に高いものを誇っていました。
オリコン調べの“ドラマ満足度ランキング”においては、週間で複数回1位を獲得しましたし、全話を通じても二宮和也さん主演で多部未華子さんがヒロイン役を務めた『マイファミリー』(TBS系)に次ぐ2位。
Filmarks(フィルマークス)調べの“ドラマ満足度ランキング”では、全話総合で見事に『マイファミリー』を抑えて1位に輝いているんです。
『テッパチ!』に関しては、現状、6日に放送された第1話について45Ptという点数をオリコンが付けたのが最新ですが、『ナンバMG5』はオリコンの満足度において第1話から62Ptとまずまずの数字を記録。以降どんどん数字を上げて91Ptや94Pt(いずれも100Pt満点)をマークしていました。
今後明らかになってくる第2話以降の満足度次第ではありますが、第1話の数字を見る限り“満足度”においても『テッパチ!』が浮上できる余地は少ないのではないかと思いますね」(ドラマ批評家)
この調子でいくと『テッパチ!』の途中打ち切りはテッパンかもしれない。
(文/江口のりお)