兵庫県明石市の泉房穂市長が17日、山上徹也容疑者の凶弾に倒れ急逝した安倍晋三元総理とのつながりが連日報じられている「統一教会」に関連した報道について繰り返し抗議するコメントをツイートした。
まず午前11時過ぎに、“安倍氏は「本来の敵ではないのです」…山上容疑者、旧統一教会への批判狙い銃撃か”という見出しの読売新聞の記事を引用しつつ、「『読売新聞』は、どうしてしまったのだろう。『統一教会』と安倍元総理は無関係であり、山上容疑者の勘違いであったかのように、必死に“論陣”を張っておられる。『読売新聞』も『統一教会』と、何か関係でも、おありなんだろうか？事実に基づく“冷静な報道”を切に願う」とコメント。
午後2時過ぎには「『統一教会』が、自民党の議員に命令して、「子ども庁」ではなく「子ども家庭庁」に変更させたとのこと。自民党が、子どもへの責任を、家庭に押し付け、子どもに冷たい政治を続けている背景には、『統一教会』の存在が大きいとも言われている。マスコミよ、きちんと事実を報道していただきたい」と語った。
さらに午後3時過ぎには、午後2時過ぎのツイートを引用しつつ《【マスコミへのお願い】「厚労省記者クラブ」や「自民党担当」の記者の皆さんは、『統一教会（国際勝共連合）』と「子ども家庭庁への名称変更」の関係も、当然にご存じのはずで、永田町では、いわば”公然の秘密“。マスコミよ、「知っている事実」を、そのまま「事実」として報じていただきたい》と訴えている。
「泉市長のツイッターアカウントには29万人を超えるフォロワーがいます。
市政を非常に高く評価する市民の声も多い状況ですので、そんな泉市長が統一教会に対するメディア報道のあり方を強く訴えている意味は非常に大きいと言えるでしょう。
『かなり芯を食った発言を連投されていますので、泉市長の命に危険が及ばないか心配です』と市長を気遣うコメントも数多く見られる状況となっていますね」（メディアコメンテーター）
インフルエンサーともなっている自治体の長が、公然と統一教会の疑惑に踏み込んだことで、メディアがこれをどう扱うのか注目が集まる。
（文／二宮誠司）