一昨年7月に急逝し、18日に三回忌を迎える俳優の三浦春馬さん。
俳優の細川茂樹さんが16日、自身のブログを更新。三浦さんの名前こそ出していないものの、明らかに三浦さんについて語ったものだろうとして話題になっている。
細川さんはブログで「『さよなら』とは程遠い人生を歩んでいたはずの成功者達。成功を収めたその人にしか見えない『生きづらさ』選択肢が無くなるほど何が追い詰めたのか。この時期、立ち止まって考える」と切り出し、「才能溢れる俳優が居るべき場所に別れを告げた。容姿、才能、人となり磨き上げた努力、そのどれもが耀きを放つ無限の将来性、内に秘める可能性、それはアジア級の逸材。類い稀な潜在能力の高さは大きな国際的評価も掴み、日本俳優界をひときわ輝かせる寸前だった」と続ける。
そのうえで「誰しも弱る時がある。心にも寿命がある」「ある日突然、築き上げた全てを取り上げられ誰もが打ちのめされた」「純粋にエンターテイメントを表現しづらい、狂った人物がいる世界」と俳優にとって過酷な環境がエンタメ業界に広がっていることを示唆。
「みんなで君の名誉を守るから」と決意の言葉で結んでいる。
「一昨年7月の三浦さんの急逝をきっかけに、芦名星さん、竹内結子さん、渡辺裕之さん、上島竜兵さんと『さよならとは程遠い』イメージのあった人気・実力ともに高い芸能人が、続々と縊死という形でこの世に別れを告げました。
細川さんの冒頭の文章はそのことについて触れているのだろうと思います。
そして、以降の話は『春馬くんのことを想いながら書いてくれた文章だと思えて涙が止まらない』といった声が多く聞こえてきています」(メディアコメンテーター)
同じエンタメ業界に生きる細川さんだからこそ共感できる苦しさ、過酷さ。
それをこうして事細かに語ったことで、今後の業界のあり方に少なからぬ変化が訪れることを切に願いたい。
(文/西島龍大)
~ライター略歴~
沖縄県出身
ゴーヤとミミガーが苦手というまさかの体質で大のギャンブル好き