元内閣総理大臣の安倍晋三さんが8日、遊説先である奈良県奈良市の大和西大寺駅前で、演説中に背後から銃弾を受け倒れるという事件が発生した。
安倍さんは意識不明、心肺停止の状態で救急搬送され集中治療が続いているという。
安倍さんを襲った奈良市内在住で元海上自衛隊の山上徹也容疑者は、その場で取り押さえられ現行犯逮捕された。奈良県警の調べに対し「安倍元首相に不満があり、殺そうと思って狙った」と供述しているとのこと。
「元総理が凶弾に倒れるというあまりにもショッキングなニュースに日本中が大きなショックと悲しみ、恐怖に包まれていますね。
たとえどんな考えがあったにしても、暴力で言論や思想を封じようとするなど言語道断です。
なお、山上徹也容疑者の今回の蛮行の目的については、様々な推察がされています。
『安倍さんが8日に奈良入りすることは、7日に急遽決まったらしいやん。それなのに、これだけしっかりと狙い撃ちできているってことは、単独犯とは到底考えづらいな』と犯人の背後に何らかの存在がいるのではないかとするものもあります。
あるいは『安倍さんには絶対生きて帰ってきてほしい。ただ、安倍さんの生死にかかわらず、これで参院選では自民党への支持が強まることは間違いない。つまり、この犯人や犯行を指示した別の人間がいるとすると、そいつらの目的は自民党への支持を盤石のものとすることって考えられる』『山上は今朝“本日金曜日、某所でまあまあ大きな出来事が起きる そのことが、特定の党にとって大きな追い風となる 追い風は弱まることなく投開票日に突入”って5ちゃんねるに書いていたようですね。これが本当なら、山上は自民党への追い風を吹かせることが目的で凶行に及んだという可能性も考えられます』といった陰謀論めいた指摘も出ています」(メディアコメンテーター)
山上容疑者の言う不満とは何なのか、真の目的はどこにあるのか事件の全容解明が待たれる。
そして何よりも、安倍さんが一命をとりとめ、快復されることを心よりお祈りしたい。
(文/福島秀明)