26日に東京都内および本社のある山梨県にて「株主総会」を開いた大手芸能事務所アミューズ。
株主総会では昨年に続き、「一昨年7月に急逝した三浦春馬さんの死亡当日および前日の時系列詳細を開示してほしい」旨の意見が株主から出たのだが、アミューズは「2020年9月4日に(公式サイト上で)開示した情報がすべて」とこれまでと変わらぬ回答に終始した。
なお、2020年9月4日にアミューズが開示した中で三浦さんの急逝当日および前日の時系列に該当するものは「午後から予定されていた仕事に向かうため、約束の時間に担当マネージャーが自宅へ迎えに行きましたが、メール・電話等に返事がなかったので、部屋へ向かいました。インターフォンを鳴らしましたが応答がなかったため、管理会社の方に連絡し、部屋の鍵を開けていただき入室したところ、すでに意識のない状態でした。応急手当をするとともに、すぐに警察と救急に連絡を入れ、病院に搬送されましたが、懸命な救命処置も及ばず14時10分に永眠いたしました」というもの。
死亡時刻のみが明らかにされているが、死亡当日も前日もそれ以外の時系列は一切明かされていないに等しいものなのである。
「アミューズは『春馬くんのご親族もアミューズも陰謀論や誹謗中傷に心を痛めている』とも株主総会で語っていました。
ですが、陰謀論や誹謗中傷が後を絶たないのは、容易に明かせるはずの時系列のほとんどをなぜか伏せ続けるからに他ならないでしょう。
『なぜ時系列を明らかにすることを頑なに拒むのか』と不信感を持ったファンが次第に疑念を強め、その一部は過剰な陰謀論や誹謗中傷に走るというサイクルに陥っているワケです。
それに、『時系列を伏せるのは不自然であり、おかしい』と訴えることは陰謀論でも誹謗中傷でもありません。純然たる疑問です。純然たる疑問には丁寧に答えるのがスジかと。
そもそも、どうしても時系列を答えられない理由として『陰謀論や誹謗中傷に心を痛めているから』とするのは全く理由になっていませんよね。
こうした姿勢の中で、開催まで10日を切った三浦さん最後の主演映画『天外者』の七夕上映会vol.2。これについてもアミューズは告知をする姿勢を見せていません。
大切な所属俳優の最後の主演映画なんですから、たとえ協賛していなかったとしても告知をするのがスジってものでしょう。告知をしないことで、ますますファンの疑念は大きくなってしまうことも、アミューズほどの大手芸能事務所であれば分かっているはずだと思うんですけどね…」(メディアコメンテーター)
時系列の説明拒否に、『天外者』七夕上映会vol.2の告知ナシ。なぜ、こうも不可解な態度を取り続けるのだろうか。
(文/窪田翔吾)