ヤクルトスワローズの交流戦優勝は風前の灯火か――。
交流戦首位を走るヤクルトは7日、京セラドーム大阪に乗り込んでオリックスバファローズとの1回戦に臨んだ。
ここまで投打がガッチリ噛み合い目下4連勝中だったが、この日は投打ともに精彩を欠き、打っては先発の山岡投手をはじめオリックス投手陣に手を焼きわずか1得点。投げては先発のサイスニード投手が5回途中までに6点を失うなど、オリックス打線に12安打を浴びる完敗だった。
これで6月に入っては負けなしの6連勝となった阪神タイガースに首位タイに並ばれ、3位オリックスとも1ゲーム差となり、残り5試合で決まる交流戦優勝の行方は全く分からなくなった。
「ヤクルトは交流戦に入ってから、負けても必ず僅差の見応えある試合を展開してきていましたので、オリックス相手に一方的に敗れたのには驚きましたね。
3番を打つ山田哲人選手の不調が続いていて、これがここに来て大きな影響となってきているように思います。
山田選手は好調のチームにあって、前カードの西武戦でも四球での出塁は何度かあったものの9打数無安打。そして、7日のオリックス戦でも1四球を選びはしましたが、3打数無安打3三振という内容でした。
5日夜に、暴露系YouTuberの東谷義和さんとNHK党の立花孝志代表が『ガーシーch』で山田選手の暴露を政見放送を通じて行うと予告したことも不調に追い打ちをかけたのかもしれません」(スポーツコメンテーター)
暴露が迫る中、山田選手は不調から脱しヤクルトの交流戦優勝に貢献できるか注目である。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している