コーチが部員へ激しい暴力を行う様子の動画がSNSで拡散され、その後の対応のまずさもあり大きな騒動となっている熊本県にある秀岳館高校サッカー部。
25日、同部の段原一詞監督が加藤浩次さんがMCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)の東京のスタジオに登場し、生放送の中で事実関係を認めつつ「このたび、我々サッカー部のスタッフの不祥事により多くの皆さまにご迷惑をお掛けしていること、そして世の中をお騒がせしていること、また暴力は根絶されるべきものであって、あってはならないことです。そのことについて、心よりお詫びを致します。申し訳ございません」と涙ながらに謝罪したのだが……。
「熊本の秀岳館サッカー部監督が、現地で説明や謝罪会見を開かず、いきなり全国ネットの生放送にわざわざ東京のスタジオまで行って生出演したことに疑問の声が多く上がっています。
『スッキリに出たのは、“全国高等学校サッカー選手権大会”を放送する日本テレビへの忖度だな』『子どもを守るとか、学校およびサッカー部の不祥事を詫びることよりも、日テレにごまをするためというのが透けて見える』といった指摘が出ている状況ですよ」(メディア記者)
生徒だけによる謝罪動画と同様に、段原監督による生謝罪も多くの批判を集めることになるかもしれない。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している