コーチが生徒に激しい暴行を加える様子がSNSを通じて拡散され、大きなニュースとなっている熊本県八代市にある秀岳館高等学校サッカー部。
22日には生徒が主体となっている「【公式】秀岳館高校サッカー部」のツイッターアカウントにて、いかにして暴行事件が発生したのか、責任の所在はどこにあるのか、暴力が常態化していたのではないかという報道の真相などについて、説明する動画が投稿された。
動画には、生徒11人が顔を隠すことなく登場し、発言している生徒たちは名前も公表している。
「コーチが暴力をふるうほどに激怒した原因は、生徒がコーチをバカにするような発言をしたから」「暴力が日常茶飯事であるようにマスコミ報道されているが、これは完全な間違い」といった趣旨の発言が2分強の動画にまとめられている。
「いくら生徒が主体で運営しているアカウントとは言っても、内容が内容だけに大人が全くチェックしていないはずがないと思います。もし大人のチェックが全く入らない状態でアカウントを運営しているのであれば、それもまた問題ですしね。
大人がチェックしていながら、『なぜ大人が姿を見せず説明もせず、子どもに謝罪や釈明をさせるのか』などのさらなる炎上を招くことが容易に想像できる動画をアップさせているワケですから、ただただ恐ろしさを感じますよ。そして、動画の投稿からほどなくして実際に炎上状態になっているのに、一向に動画を削除しようとしない体制もまた理解に苦しむところです。
また、今回のサッカー部の一件とは別に、秀岳館高校の中川靜也校長にも注目が集まっていまして。
同校のFacebookに堂々と、女子生徒と手をつないだり、女子生徒の肩を抱いたりする中川校長の写真を何枚も掲載しているんです。多くの写真で両脇に女子生徒を配置していて、かなり違和感を覚えますよ。校長室での写真に対しては『学内キャバクラかよ』との指摘も出ている状態です。
中川校長は2007年に旭日小綬章、2019年に瑞宝双光章と2つも勲章を受けている立派な方ですが、女子生徒との距離感、そして今回の男子サッカー部の一連の騒動に関して現状知らん顔をしていることについては、決して褒められるものではないと思います」(メディア記者)
週明けを待たず、土日のうちに学校関係者の大人が然るべき説明をしなければ、ますます延焼が広まりそうだ。
(文/永野正道)