世界中で話題となっている、現地時間3月27日に行われた「第94回アカデミー賞」授賞式におけるウィル・スミスさんの平手打ち。
プレゼンターとして登壇したスタンダップ・コメディアンで脚本家や映画監督などマルチに活躍するクリス・ロックさんが、ウィル・スミスさんの妻であるジェイダ・スミスさんのスキンヘッドをジョークのネタにしたことで、長らく脱毛症に苦しめられている妻への侮辱と受け止めたウィル・スミスさんがクリス・ロックさんへの怒りを抑えきれず手を出してしまったというシーンについて賛否両論が集まっているのだが。
1日に「まいじつ」(日本ジャーナル出版)が【ウィル・スミスの“暴行事件”擁護しているのは女性・低所得・低学歴と判明】の見出しで記事を掲載。
アメリカの大手世論調査機関の「どちらが悪いと思うか?」という質問に対し「クリス・ロックが悪い」と回答したのは、女性、年収10万ドル以下の低所得者層、大学中退以下の低学歴層に多いという調査結果をソースとした内容となっている。
「日本国内では、『ウィル・スミスも手を出したことは悪いが、それ以前に挑発あるいは侮辱ととられる病気を揶揄するジョークを放ったクリス・ロックがより悪い』という意見の方が多いように感じます。
諸外国では文化の違いなどから、この件について『ウィル・スミスが悪い』という考え方がかなり多数派のようですけどね。
そして、アメリカでの調査結果がまるで日本にも当てはまるかのような、まいじつの記事はナンセンスと言いますか、あえて女性、低所得者、低学歴を侮辱して炎上を狙っているようにしか思えないですね」(メディア記者)
良心なきメディアには、強烈な平手打ちが待っているかもしれない。
(文/桜田秀道)