宝島社が新刊表紙について「オリジナルではない」と認め、古塔つみを「損切り」か | The Audience
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宝島社が新刊表紙について「オリジナルではない」と認め、古塔つみを「損切り」か

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 幾多の作品に「トレパク疑惑」が指摘されている、音楽ユニット「YOASOBI」のキービジュアルを手掛けたイラストレーターの古塔つみさん。

 疑惑に対し今月初めに「クライアントワークは全てオリジナル」と反論した結果、ネットの特定班が企業とのコラボ商品についてトレパクがないかどうかはもちろんのこと、引用がないかについても徹底的にネタ元を探す事態へと発展。続々と疑わしい作品が指摘されていった。
 
 14日に宝島社から出版された恋愛系インフルエンサー“彼女"さんの初エッセイ『彼女の愛が重すぎる』についても、古塔さんが表紙イラストを担当しているのだが。
 
 こちらについては、海外の有料写真サイトの幼女の写真から引用やトレースをしているとの指摘が出ていた。
 
 「あくまでも、これまでは疑惑に留まっていたんですが、『彼女の愛が重すぎる』の表紙イラストについては17日、宝島社広報課の担当者が『ライセンスを取得した素材から制作を行っており、権利上の問題がないものと確認のうえ出版しております』と回答をしたようです。
 
 つまり、古塔つみさんの『クライアントワークは全てオリジナル』という主張を完全に否定したということにもなりますよね。
 
 宝島社としては、古塔さんの発言との間に矛盾が生まれたとしても、自社の出版物を守ることの方が大事でしょうから、古塔さんを一部“損切り”したのかもしれません。
 
 ただ、『権利上の問題がない』とのことですが、海外の有料写真サイトに有志が『こういう使い方をしていいのか』といった質問をしたところ『法務部門で調査する』と回答があったようです。
 
 ちなみに、『彼女の愛が重すぎる』には当該サイトについての引用記載がないとのことですから、やはり権利上の問題を見落としていないのか心配されるところですよ」(メディア記者)
 
 「クライアントワークは全てオリジナル」発言が宝島社によって否定されてしまったことで、古塔さんはますます窮地に陥っているかもしれない。
 
(文/木暮雅人)