7日に行われた北京五輪のスキージャンプ混合団体で、スーツ規定違反により1本目のジャンプが失格となった高梨沙羅選手。
日本は底力を見せ、残り7本のジャンプで銅メダルまであとわずかと迫るも4位に終わっていた。
高梨選手は8日夜、自身のインスタグラムを更新し「皆様を深く失望させる結果となってしまった事、誠に申し訳ありませんでした」「私の失格のせいで皆んなの人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です」「責任が取れるとも思っておりませんが今後の私の競技に関しては考える必要があります」など責任を痛感しているとするコメントを真っ黒な画像を添えて発表した。
「4年に1度の五輪の舞台で、まさかの失格という事態に見舞われ動揺を引きずる中で書いたコメントでしょうね。
ニュアンス的には『責任をとって競技を引退する』とも取れます。
ただ、このコメントを出す前から『沙羅ちゃんのせいじゃないよ』『高梨選手には前を向いて、また素晴らしいジャンプを見せて欲しいです』など多くの激励の言葉が集まっていましたし、コメント後にはさらに温かいメッセージが寄せられています。
なかなか気持ちの整理が付けづらいと思いますが、3度目の五輪出場ながらまだ25歳と若いですから、悔しさを糧にまた素晴らしいジャンプを見せてもらいたいと思いますよ」（スポーツコメンテーター）
高梨選手には、早く悪夢を振り払い前を向いてもらいたい。
（文／樋口健太郎）