スキージャンプ混合団体で高梨沙羅選手が受けた、不可解なスーツ規定違反による失格が大きな話題となった北京五輪4日目。
同日には、スピードスケート女子1500メートルでも、高木菜那選手が同走の中国選手に妨害を受けるも中国選手が失格とならないという事態もあった。
そんな中、迎えた北京五輪5日目の8日。
スノーボード女子パラレル大回転に、2014年のソチ五輪同種目で銀メダルを獲得した竹内智香選手が登場。
レース中盤で竹内選手は体勢を崩し転倒。ほぼ同じタイミングで同走のドイツ選手も転倒。その後、竹内選手が先に起き上がって先着し準々決勝進出が発表された。
ところが、審議が行われ、一転して竹内選手に妨害があったとのことで敗退となったのだ。
「映像を見る限り妨害どころか、全く接触も邪魔もしていないように見受けられますね。
日本やスイスなどの他国陣営も一緒になって妨害があったとの裁定に抗議をしたようですが、残念ながら竹内選手の敗退決定は覆りませんでした。
ただ、8人いる審判のうち6人が、竹内選手と同走の選手と同じドイツ人だったということで、『どれだけ偏った審判構成だよ』『そんなあからさまなパワーバランスありなんですか』と呆れや驚きの声がいくつも上がっている状況です」(スポーツコメンテーター)
連日、謎の判定が起こる北京五輪。いっそのこと、打ち切りにしてしまってもいいのではないだろうか。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している