「引用・オマージュ・再構築として制作した一部の作品を、権利者の許諾を得ずに投稿・販売してしまったことは事実です」と、著作権や肖像権侵害に該当する可能性のある行為について、自身のツイッターに掲載した声明で事実と認めたイラストレーターの古塔つみさん。
若者を中心に人気を博す音楽ユニット「YOASOBI」のヒット曲『夜に駆ける』ではキービジュアルを担当、ほかにも任天堂など大手企業とのコラボ企画でも知られる同氏。
同声明では、「写真そのものをトレースしたことはございません」「模写についても盗用の意図はございません」とも語っているのだが……。
「古塔さんが声明で語っていることを要約すると、『引用・オマージュ・再構築はしたけど、丸パクリはしてないし盗むつもりはなかった』ということですよね。
ですが、無断で引用することはすなわち盗用(パクリ)でしょうし、オマージュしたものを断りもなく商売に使うのはオマージュが本来持つ『敬意を表す』という意味が消えてしまいますので、そんなものはオマージュとは言えないでしょう。
また、写真の丸パクリはしていないと言っていますが、すでにあまりにも写真のラインと一致しすぎているイラストが指摘されている以上、この主張もかなりの無理筋ではないかと。
そもそも、まるで自画像であるかのように使っているツイッターやインスタグラムのアイコンは、女優の清原果耶さんの写真をトレースの可能性が高いレベルでイラスト化したものです。
トレースやパクリ疑惑で騒動になっている中で、このアイコンを変更しようとしないことも意味不明です。
このアイコンの影響も大いに手伝って、古塔さんが若手女性イラストレーターだと認識し、イラスト素材となる水着や下着、半裸の写真を送った少女が何人もいるのではないかとも話題になっています。
まだ100%までは行っていませんが、ほぼほぼ古塔さんは40代半ばの男性と特定されてしまっているわけで、中年のネカマが未成年女子を騙して児童ポルノを取得していたのではないかと不安に思っている方が増えている状況ですからね」(メディア記者)
これだけの騒動に発展している中でも、問題視されそうなアイコンを変更しないのは、古塔さんに強いポリシーがあってのことなのだろうか。
(文/兵藤 瑠衣)