国際政治学者の三浦瑠麗さんが1月30日に自身のツイッターを更新。
「エッセンシャルワーカーは清掃からマクドナルドから、トラック運転手、コンビニからスーパーの店員、報道にかかわる人員、自治体や政府の職員など様々です。「現場で手伝え」を言い出すのは有事の際の責任転嫁の匕首伝説に最も近い考え方で、プロはそのような発言をしないよう自らを戒めるべきです」
「それこそが全体主義であり、健全な民主主義を阻害する権力簒奪に用いられる論理だからです。そんなことを言うのならば、医療従事者のうちの誰が、事故後の福島の原発で作業員に働きに行ったのでしょうか。現場至上主義に雪崩を打つ現象は社会にとって危険そのものです。おわり」
とコメントした。
三浦さんは1月29日未明に放送された『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)に出演した際、「普通の医者がコロナを怖がり過ぎ」と発言。
これに対し、現役医師で医療ガバナンス研究所理事長の上昌広さんが「それはひどい」「(コロナが)怖くない医者なんていない」「それだったら三浦さんが(現場に)立ってこられたらいい」と主張。
返す刀で三浦さんは「私、医者じゃないんで」と吐き捨てるという場面があった。
この一連のやり取りを受け、賛否両論が巻き起こる中で、自身の発言に否定的な見方をする人たちに対して今回のツイートをしたようなのだが……。
「そもそも、現役医師の上昌広さんが主張したのは『現場の事情をよく知らない、しっかりと取材をしてない中で、外野がいい加減なことを言わないでくれ』『そこまで好き放題言うのであれば、現場を見てくれ』という主旨の内容でしょう。
その大前提を無視し、論点をすり替えて『素人に手伝えというのはおかしい』ということを、やたらと小難しい熟語を交えて論破したフリをしている三浦瑠麗さんはかっこ悪すぎますよね。
現に『これって、三浦なんちゃらの自作自演でしょ』『どう考えても三浦瑠麗氏が難癖つけてるだけ』といった声が聞こえてきています。
『ワイドナショー』『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)といった松本人志さんの番組で三浦さんは重宝されているようですが、『芸能界の大御所に可愛がられることで、何を言っても私は許されると勘違いされているのでは?』という指摘も出ていますよ」(メディア記者)
何事もやり過ぎは良くない、ということで。
(文/川村隆二)